ここ最近、愛猫ぴーちゃんの体調がよくなくてとても心配です。
実はぴーちゃんは腎臓を患っています。
腎臓が悪くなっていると気づいたのは2010年のこと。
ぴーちゃんの生活環境が大きく変わったせいか、
全くご飯を食べなくなったことがありました。
心配になって動物病院に駆け込んだところ、
腎機能の低下が見られると言われました。
あとどれくらい生きれるのかは猫にもよるけれど、
このまま悪くなり続けると長くは生きられないかも・・・という悲しい告知。
ちょうどその直前に、ぴーちゃんの子供が先に旅立ってしまったこともあって
その子の分までぴーちゃんにはできうる限りの愛情を注いで長生きさせてやる!と
心に決めたものでした。
結局その時ご飯を食べなかったのはキャットフードの賞味期限が
切れていたというオチがあったんですけどね(笑)
新しいキャットフードに切り替えるとモリモリ食べていたので一安心。
みなさまも、賞味期限にはくれぐれもお気をつけくださいね
それから約4年、無事に長生きをしてくれています。
動物病院の先生からは、「この年齢でこの数値だとどうなってもおかしくない。
ぴーちゃん、よくがんばってますね。」とほめられるほどです。
ただ、ここ数日全くご飯を食べなくなって体力がなくなったせいか、
足の踏ん張りがきかず、フラフラしてうまく歩けない状態です。
体重もついに2kgを切ってしまい、骨が目立つようになってしまいました。
尿毒症の治療として皮下輸液と赤血球を増やす注射をする生活を続けていますが、
嫌がるぴーちゃんの体に針を入れるのはとても辛い。。
でも元気になってもらうためには何だってやります!
今まではストーカーのように私の行く先々へついてきていたのですが、
動くのもしんどいのか、遠くのほうからじっと見つめるだけ。
その姿を見ると胸がしめつけられる思いです。
いつかはサヨナラの時が来ることは覚悟をしているつもりですが、
考えるだけで怖いですね・・・。
猫の死亡原因の上位にはガン、腎不全、感染症、心臓病があげられます。
腎臓病に関して言えば、15歳以上の猫の3頭に1頭は慢性腎臓病だったという
報告もあり、高齢猫にとって高い確率でかかってしまう病気だといえます。
慢性腎臓病は進行性の病気であり、腎臓が一度悪くなると多少の変動はあっても
良くなることはないそうです。
なので、早期発見・早期対策が重要であり、
もし腎臓病になったとしても完治させるのではなく
腎臓病と付き合いながら、いかに病気の進行を遅らせることができるかが
猫を長生きさせるポイントとなります。
腎臓病は、減塩した食事と水分を十分に摂取することが大切です。
腎臓病のサインはさまざまですが、
食欲不振、多飲多尿、体重減少、毛並みが悪くなった、口臭の悪化などがあれば要注意。
水を飲まなくなった時にも注意が必要です。
猫の首の後ろの皮をひねってみて、
すぐに戻らないようであれば脱水症状を起こしている可能性があるので
早めの対応をしてあげてください。
猫は体調が悪くてもじっと我慢をしていることが多いです。
人間の時間と猫の時間の流れるスピードは違います。
何かあってからでは手遅れになるので、
よく猫を観察して、少しでもおかしいと思ったらすぐに動物病院で診てもらうことを
おすすめします。
ちょっと真面目な話になっちゃいますが、
猫を飼うということは責任を背負うということです。
毎日のご飯の世話やトイレの掃除をする必要がありますし、
エサ・トイレ消耗品など実際お金がかかります。
現実的なお話をすると、ぴーちゃんの場合だと、
1日1缶のキャットフード+カリカリご飯、トイレ用品で
1ヶ月平均5千円程度、1年で約6万円の出費があります。
食欲旺盛な子だったらもう少しご飯代がかかることでしょう。
これプラス、病気になれば病院代もかかるし、治療をするため通院、
家でのケアなど手間と時間を割いてあげる必要もあります。
老猫になれば介護が必要になってきます。
嫌になったからといって途中で放り投げるわけにはいきません。
授かった命を精一杯生きさせてあげるためにも、
安易に猫を飼うことなく、飼い始めたらとことん愛情を注いで
守ってあげて欲しいと思います。
ぴーちゃんの回復を祈りながら、今宵はこれにて。